1月22日、くつきの森の職員で、園内を歩きました。
27日に、大津市の中学生が環境学習に来るので、その下見です。 3人の来園者と一緒に、1時間半ほど歩きました。 ここは花の森。 当然今は花など咲いていませんが、春にはコブシやレンゲツツジ、オオヤマレンゲなど花でいっぱいになる森です。段々の跡があり、昔、田んぼだったことがうかがえる場所です。 途中、ゴンちゃんによる冬芽講習が入ります。 教科書(?)を見ながら、熱心に冬芽の観察をしているみなさん。 針葉樹の見分け方講習もありました。 「葉っぱの裏に書いてあるローマ字で見分けるんやで」 と聞き、葉の裏を確認。 「ほんまや~」とまたまた熱心に観察。 「最近は、ヒラタケ、ナメコは増えたけど、エノキダケなど、今までいっぱい出ていたキノコが減ったなあ・・・。」などとしゃべりながら歩いていたら、切株のうろにキクラゲ発見! 「天然のキクラゲや~」とチャレンジャーのMさん(来園者のひとり)がいきなり生で口の中に入れました!びっくりした周りのみんなも、Mさんがもだえなかったことを確認し、口の中へ入れてみると・・・、 「おいしい!」 というより 「歯ごたえがいい!」という声が。 ちなみに、写真に写っているオレンジ茶色のキノコは天然のエノキダケです。 昔はたくさん生えていたけど、見かけなくなったキノコのひとつ。 「シカが食べてるんかもしれんな~」とゴンちゃん。 ヒラタケ、ナメコが増えたのは、ナラ枯れによってこれらのキノコが生えやすい樹木が大量に弱ったり枯れたりしたことが原因かなー。ナラが枯れることによって与える影響は、樹木にだけでなくこのようにキノコにも及ぶのですね・・・。 ・・・と、いろいろと勉強しながら話しながら、楽しくにぎやかな下見となりました。 こんな話を聞きながら森を歩くのも楽しいですよ。 2月10日(水)は「管理人(=ゴンちゃん)と歩くハイキング」です。 13:00~15:00の予定です。 申込み不要、参加費200円です。 みなさんもいかがですか?
by kutsukiforest
| 2010-01-25 09:49
| 森の自然情報
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