7月14日(火)晴れ
今日も蒸し暑い日となりました。 今津町椋川に「おっきん椋川交流館」という茅葺きのおうちの館があるのですが、 そこのスタッフの方々と、くつきの森のスタッフとで、 今津町椋川から、くつきの森のある麻生に抜ける道を歩きました。 昔はこの集落同士で行き来があり、 途中には集落もあったといいます。 そこで、当時の昔の道を知る方にも同行していただき、半日かけて歩きました。 ↑ここから山道に入るのですが、昔「ハンノキ橋」という橋がかかっていたそうです。 もちろん今はありませんので、川の中を渡ります。 ↑このあたりにも集落があったようで、竹やぶが残っています。 ↑途中、ちょっと寄り道して、昔マンガンを掘っていたという洞穴を見に行きました。 煙のように見える白い気体は、なんと冷えた空気。 穴の入口は天然のクーラーで、ささーっと汗が消えました。 ↑このあたりは「下自在坊(したじざいぼう)」という集落だったそうで、 ここにも竹やぶが残っています。 ↑ここから川を渡って、向かいの山に道がついていたそうですが、 ここの橋ももちろんなくなっています。 ↑これが昔の道です。今は草むらになっています。 昔の道はありませんが、川沿いに下っていくと、くつきの森につながる林道に出ます。 この林道を下ると麻生の集落に出るわけです。 ↑これは林道沿いにあった不思議な石垣。 何回もこの道を行き来したという椋川の方でも正体がわからないそうです。 ・・・・・このように、道は消えかかっているものの、集落間を結ぶルートはたどれました。 今後、双方で力を合わせてこの道を整備していきたいと思います。 なだらかでアップダウンもほとんどない道。 椋川からくつきの森まで歩いて1時間ほどで行けます。 林や植物が取り立てて美しい!というわけではありませんが、 マンガンの洞穴の他、井戸の跡、休憩場所に使っていたお地蔵さん、集落跡など昔の人の生活に触れ、昔の場面を想像しながら歩くと楽しい道です。ある意味、ロマンに満ちている(?)といえるでしょう。 道がはっきりとしないので、おすすめはしていませんが、地図はくつきの森に置いてあります。 行ってみたいという方は、お立ち寄りください。
by kutsukiforest
| 2009-07-14 14:30
| 森の自然情報
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